ナイン・ゴッズ【用語集】
【ナイン・ゴッズ】
政府組織の作り上げた超巨大仮想空間。その世界には自分の体その物を持っていくことができる。五感全てが再現されており、殆どの感覚は現実世界と変わらないが、痛覚だけはなくなっている。
【
思考具現化端末】
『ナイン・ゴッズ』内で使用できる『魔法』の発動装置。ここにコマンドを打ち込むことで、様々な効果を生み出せる。外観は厚みのない黒い半透明のモニター。
【オリジナルの
思考具現化端末】
限られた九人の者だけが現実世界で使用できる
思考具現化端末。現時点で使用可能なのは、紅坂久遠と神薙秋雪。
【紅坂久遠】
元、政府組織の最高責任者。『リバース・アピス計画』という遠大な思想を描いていたが、ソレを神薙秋雪に阻止されて姿を眩ます。
【リバース・アピス計画】
ドームにおける人口問題を解決するため、紅坂久遠が提唱した計画。内容はドーム内の人間全員を『ナイン・ゴッズ』内に用意された超巨大仮想大陸『アピス』に移住させること。
【ドーム】
現実世界の全て。虚数空間から逃れるために生み出した強固な防護壁。
【葛城那緒】
紅坂久遠の
管理者補佐。その正体は久遠がオリジナルの
思考具現化端末で生み出した擬似生命体。
【
管理者補佐】
管理者に付く十人前後の実働部隊。管理者は彼らを操って『ナイン・ゴッズ』を管理する。
【
刃】
かつて秋雪の中にいたもう一つの人格。幼い頃、目の前で両親をミュータントに殺された時に作り上げた。非常に攻撃的で冷淡かつ残虐。ミュータント・キラーの異名を持つ。しかしソレは秋雪に自分を憎ませることで、生きる気力を持って貰うため。
久遠の生み出した特殊デバイス『ソウル・ブレイカー』によって消滅してしまったが……。
【デバイス】
『ナイン・ゴッズ』内に持ち込める武器や魔法の情報が集まった物。現実世界で売られているのもあれば、『ナイン・ゴッズ』でしか手に入らない非売品もある。
【ミュータント】
虚数空間に触れて人ではなくなってしまった者達の総称。攻撃的で気性の荒い者から、穏やかで平和的な者まで様々。昂奮すると目が紅くなる。
【アクセスバンド】
『ナイン・ゴッズ』にアクセスするために必要なバンダナ状のツール。コレを介して、バーチャル世界で受けた情報を、リアル体の感覚としてフィードバックする。
【レッド/ブルー・スキーム】
『ナイン・ゴッズ』内で、プレイヤーの外見やステータスを制御している数値。『表の制御数値』とも呼ばれる。通常はコレを書き換えることで、能力のアップや受けたダメージなどを表現する。手段さえ持ち合わせていれば誰でも書き換えることが可能。
【ブラック・スキーム】
『ナイン・ゴッズ』内で、プレイヤーの『存在』その物を制御している数値。『裏の制御数値』とも呼ばれる。コレを書き換えられると、最悪の場合消滅《ロスト》となり、今まで積み上げてきた物が無へと帰す。管理者と
管理者補佐にしか書き換えられない。