貴方に捧げる死神の謳声 第零部 ―復讐の業怨―

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あらすじ

       

壱『宵闇の邂逅』

二百年間敵対し続けた魔人と人間が結んだ和平。
友好の証として最強の魔人である龍閃は人間の巫女をめとる。
そして魔人と人間の血を引く男児、冬摩が生まれた。


弐『二つの純心』

龍閃から離反した炎将。彼は和平を壊すため、百鬼夜行に紛れて陰陽寮へと攻め入る。
成り行きでその場に居合わせた冬摩。
法具と『破結界』という怨行術によって力を押さえ込まれた状態で炎将に挑むが……。


参『始まりの終わり』

互いを理解し、好意を寄せ合うようになった冬摩と未琴。しばらく続いた平穏な日々。
しかし、ついに龍閃が……。


四『過去との決別』

龍閃に未琴を殺された冬摩。だが、信じられない。未琴が死んだという事を受け入れられない。
そんな冬摩の前に『死神』の保持者が現れる。彼女の顔は未琴と瓜二つだった。


五『迷いと非情と疑念』

時は戦国時代。あれから四百年が過ぎた。未琴の死を受け入れ、迷いは完全に断ち切った。
なのに、神楽は未だに自分を縛り続けている。未琴とまったく同じ顔をした彼女が。
それはまだ自分に弱さが残っているからなのか。それとも……。


六『気高き決意、卑しき破綻』

何が正しくて、何を信じればいいのか。冬摩の中で再び迷いが生じ始める。そして魎に浮上した疑念。
確かめなければならない。この手で。見出さなければならない。自分が進むべき道を。


七『母子が紡ぐ謳声』

ついに『業滅結界』が完成した。そして魎の口から伝えられる最後の作戦。
保持者達は龍閃を迎え撃つべく三手に分かれた。しかし、ソレは本当に龍閃を倒す為なのか。
牙燕と紫蓬はそれぞれの思いを胸に、龍閃と対峙する。


八『月夜に捧げる凶乱の謳声』

冬摩の前にその姿を現した龍閃。ようやく、復讐のという名の悲願が達成される時が来た。
最頂点に達した紅月を浴び、大龍に変化する龍閃。暴露される魎の本音、そして発動する『業滅結界』。
戦いの末、冬摩が導き出した答えは……。




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