秋雪にプレイヤー・キラーの調査依頼を持ち込んだ倖介。
「知っているだろう? 僕には重大な『欠陥』がある」「久遠はその『欠陥』を高く評価しとる」
久遠の遠大な計画。その仕上げが始まる。
管理者としての秋雪の力をまざまざまと見せつけられた水鈴。上司としてのプライドは微塵に粉砕された。残された彼女の使命は秋雪を監視すること。
秋雪の前に突然久遠が現れた。彼女によってもたらされた情報。それはプレイヤー・キラーに狙われた者の共通点。
ついにプレイヤー・キラーを見つけた秋雪。正体は管理者の一人、ロゼだった。だが彼女はどこか様子がおかしい……。
「ココまでは久遠の計画通り、か……。気にくわん」倖介の勝手な行動により、秋雪にもたらされる突然死。そしてミュータント・キラー刃が現れた。
刃の誇る圧倒的な力によって、ロゼは敗走した。現実世界に戻り、水鈴と出会った刃。地下バーで二人は互いの思いをぶつけ合う。
再び秋雪の前に久遠が現れた。彼女の目的は秋雪の抹殺。久遠の計画は今、最終局面を迎えようとしていた。
久遠との戦いに勝利した秋雪。代償は刃の消失。これまで嫌いつつも、どこかで頼りにしていた存在。
だが、いつまでも後ろを向いてはいられない。秋雪には守るべき大切な存在がある。